日本の有名ブランド シチズン エコドライブ
今回も国内ブランドから紹介しようと思います。
日本の有名ブランドといえば、セイコー、シチズン、カシオの三つが思い起こされると思います。
セイコーは前回2つほど紹介しましたので、今回はシチズンの時計を紹介します。
シチズンの人気モデル、エコドライブの紹介です。
競争の激しい腕時計産業の中で他社との差別化を図るため各企業独自の機能、斬新なアイデアを提案している中、シチズンが自信をもって世に送り出しているシステム、それがエコドライブといわれているものになります。
エコドライブとは、簡単に言うとソーラー発電時計のことです。
が、この着想には環境問題が大きく関わっています。
通常、電池は使い捨てで、使い切れば後は捨てるのみですが、そうなってくると毎年多くの廃棄電池を処理しなくてはいけません。
普通ごみとは違い、電池の処理に関して環境への影響、処理コストを考えたとき、合理的な処理方法が見つかっていません。
こういった現状のなか、シチズンは時計の動力に新たなアイデアを提案したのが始まりです。
エコドライブ搭載の腕時計はその廃棄電池を出すことはありません。
エコドライブ最大の特徴は電気を蓄える二次電池が組み込まれていることです。
エコドライブは太陽の光だけではなく、蛍光灯の光やLEDライトなんかでも電気に変えることができます。日常生活のほんのわずかな光も蓄えることができるのです。
そして、余った電気は二次電池に溜めておくことができる。 世の中にあふれている光を最大限有効活用する、まさにエコの極致。
さらに電池の消費を抑えるパワーセーブ機能というものも搭載してあります。
暗闇の状態が続いて充電がしにくい時が一定時間続くと、自動で針が止まり、節電状態になります。
そして、光が戻り発電が再開されるとまた正常に時を刻みます。
シチズンの独自技術によるエコドライブは地球環境を一つのテーマとし、時計という媒体を通して技術の発展と社会問題の一つを上手く両立させた革新的な機能といえます。
一言にソーラー電池の腕時計といっても、それに至るまでの歴史や細かな機能などに差はあります。
シチズンは日本の時計らしく、繊細な技術と他にはないアプローチ方法で他社との差別化を図っているそんな印象を受けます。
エコドライブは様々なモデルを展開しているので、好みのデザインも見つかること間違いなしです。